2006年04月30日

サヤトリ手法 その4

サヤトリ解説の第4回目。

 サヤトリ手法のポイントは4つありました。

  1. 値動きの相関性が高い2つの通貨ペアを選ぶ。
  2. 100%の相関はありえないので,各種イベントの後で2ペアの動きに歪みが生じるときが来る。
  3. 「歪みはいずれ矯正される」(「裁定」と言います)という理念の下で,矯正される方向にポジションを構築する。
  4. 適当なところでポジションをクローズして利益を確定させる。

 第1点目は,流動性の高さやスプレッドの狭さなどの理由から,僕はEUR/USDとGBP/USDのペアを使っているという話でした。そして前回は,第2点目についてこの通貨ペアの動きが違った場合の歪み度合いを測定してみたときのグラフから,上手にポジションをとれば利益をあげることができるのではないかということを見ました。今日はその続きです。

 さて,上記3点目の裁定理論に繋げるまでに考えなくてはいけないことを2,3羅列してみます。

  1. 歪みの「基準」をどのように決めるか?
  2. その基準はどこまで信用できるか?
  3. データはどこまでさかのぼって集めるべきか?

 サヤトリ手法のミソはこの「基準」値の設定の仕方にあります。これが正確であれば理屈の上では損することはありませんが,実際は損もしますので,逆に言うと,正確な基準なんて誰にもわかりません。第1点目は,あくまで経験則で基準値を見つけようというものです。第2点目では,そのようにして見つけた基準値の限界(完璧じゃない以上はどこかに欠点を抱えている)を知り,第3点目では実際にデータ収集にとりかかるにあたっての期間設定を考えます。

 正解のない問いですので僕も試行錯誤してみました。
 「似たような動きをする」ということは,直感的に算数の言葉で言い換えると,「2ペアの値の差がほぼ一定である」ということですから,まずは2ペアの差を考えてみよう。金曜日の終値を見ると,
GBP/USD=1.8253
EUR/USD=1.2632
なので,その差は0.5621ということになります。ふーん。それで?

 じゃあ木曜日の終値で見たらどうでしょうか。
GBP/USD=1.8015
EUR/USD=1.2532
なので,その差は0.5483

 じゃあその前の水曜日の終値は,
GBP/USD=1.7842
EUR/USD=1.2450
なので,その差は0.5392

 じゃあその前の火曜日の終値は・・・
 という風にデータを集めてくると,「おっ!」とひらめきますね。この差額データ(上の例では古い順に0.5392,0.5483,0.5621)の平均をとれば最適な「基準」になって都合がいいんじゃなかろうか?

 これも一つの正解です。た・だ・し,限界はあります。しかも少々厄介な欠点があります。それが何であるかについては回を改めましょう。もちろんやり方によってはその欠点をカバーできるかもしれません。僕は試していませんが。

 では他にどうすれば基準と思わしきものが作れるか?「平均」の欠点をカバーするなら,じゃあ「中央値(メジアン)」なら・・・。いやいや,日足の終値データだけでそもそも最適な基準が作れるのか?これを時間足にして,頻繁に取引されるヨーロッパ・ニューヨーク時間にウェイトを付けて「加重平均」したらどうか?あるいはアジア時間を間引いてもいい・・・などなどいろいろ考えてみました。そして結局,僕はシンプルに次の考えに落ち着きました。

【管理人流基準値】
・差額データのうちの最大のものと最小のものの単純平均を「基準」とする。

 シンプルでしょ。シンプルゆえに欠点もありますが,まあその欠点を頭に置いたうえで運用できればOKです。
 なぜこの基準値を使うかという話は次回に。とりあえず話を進めます。

 この「基準」と現在の差額とを比べていきます。「現在の差額 ー 基準値」を「(基準からの)乖離」と呼ぶと,現在の2通貨ペアの差額が基準よりも大きければ乖離はプラス,小さければマイナスということになります。集めたデータに対してExcelなどで計算させてグラフにプロットしてみると,「乖離」の動きが視覚で追えます。前回貼り付けたグラフがその例です。最新データを加味したものをもう一度載せましょうか。
saya.jpg(←クリックすると大きくなります)

※GBP/USDとEUR/USDのペア以外のペアで考えるときのことを考えて,僕は「乖離」を基準で割った「乖離度」というモノサシを使っています。グラフの縦軸は単位は%です。
※横軸の目盛りは第○週を表しています。

 乖離ゼロ(グラフの横軸)を挟んでプラスになったりマイナスになったりしていますね。ちなみに同じ期間のGBP/USDのグラフを見てみましょうか?
GBP.jpg(←クリックすると大きくなります)

 このようにGBP/USDだけだったら上昇するか下降するかはわかりません(後講釈でなんだかんだと理由はつけれますが)。でも2ペアの差額を見た場合,ゼロの時点からプラスマイナスどっちに行くかはわからないにせよ,プラスかマイナスの状態であれば,乖離ゼロの横軸に向かってグラフが動いていることがわかります(注:将来もそうなるとは限りませんよ!)。
 この経験則に従って,乖離がプラスかマイナスの一定の値になった時点で乖離がゼロになる方向にポジションをとれば,しばらくして乖離がマシになった時点で(必ずしもゼロじゃなくてもよい)ポジションを閉じたときに利益が出る事になるわけです。わかりますかね?詳しくは回を改めて書く事にします。

 勢いでサヤトリのポイントの第3点目,4点目の概要まで書いちゃいました。ま,それぞれのステージで注意しないといけない事があるので,それについてはまた詳しく書くつもりです。次回は,なぜこの「基準」を採用したのか,についての検証をしたいと思います。



【先週初め→終わりのポジション状況】
・AUD/JPY 12枚 L @ 85.901
        →12枚 L @ 85.730(ポジレート引下げ)
         週末レート @ 86.370【プラス】

・GBP/CHF  7枚 L @2.26166
       →  7枚 L @2.26166(変化なし)
         週末レート @2.26160【マイナス】

・USD/CHF  6枚 L @1.27093
       → 14枚 L @1.26251(ポジ倍増)
         週末レート @1.23870【マイナス】

※実効レバレッジ 2.76倍 → 3.36倍
※含み益  197,791円
    →▲229,729円(スワップ分は含まず)
※1日あたりスワップ(見込み)4,283円
(注意:単価は未決済玉の手数料控除後取引レート加重平均による)

(コメント)
 ドルが大きく売られているようで,僕のポジションではUSD/CHFが直接影響を受けています。一気にポジションを倍増したわけではないのですが,大きめのナンピン買いがヒットしたりして(@1.2576)こんなポジションレートができあがっています。さらにもうちょっと買い足しておこうかなとも思っています。
 AUD/JPYはちょこっと買い増しした後で決済しましたので,ポジションレート引下げに成功。
 総じて今週は調子悪かったですね。
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2006年04月24日

4月16日〜4月22日の為替ディール結果報告

先週の為替ディール結果報告。
【先週初め→終わりのポジション状況】
・AUD/JPY 17枚 L @ 85.615
        →12枚 L @ 85.901(利益確定)
         週末レート @ 86.720【プラス】

・GBP/CHF  4枚 L @2.26025
       →  7枚 L @2.26166(ポジ拡大)
         週末レート @2.27330【プラス】

・USD/CHF  1枚 L @1.29760(新規ポジ)
       →  6枚 L @1.27093(ポジ拡大)
         週末レート @1.27550【プラス】

※実効レバレッジ 2.57倍 → 2.76倍
※含み益 181,104円
    →197,791円(スワップ分は含まず)
※1日あたりスワップ(見込み)3,185円
(注意:単価は未決済玉の手数料控除後取引レート加重平均による)
(コメント)
 AUD/JPYは先週の予告通り,指値@86.87がヒットしたので利益確定しました。1社と取引を終える予定です。トータルで20万円弱儲けさせてもらいました。
 GBP/CHFはポジション拡大。地政学リスク(要するにイラン問題)でスイスフランが買われているので,置いていた指値がヒット。
 USD/CHFもいくつか置いていた指値がヒットして,途中,平均レートのところで一部決済した後,表記のポジションに落ち着いています(平均レートは@1.27623なので実質はまだ含み損ありの状態)。フラン売りポジションのボリュームはこれぐらいがちょうどいいですかね。1社取引終了で資金が出た後のレバは3.7倍ほどになりますので。

 さて,損益ベース(注:時価評価)ではこうなりました。
売買損益      94,038円
獲得スワップ    21,792円
合計       115,830円
 年間損益    591,193円
(うちスワップ  464,926円)

【他手法の今期通算損益】(※注:保有ポジは時価評価をしています)
スイング      24,638円
サヤトリ     516,582円(現在ノーポジ)

FX年間損益 1,132,413円
(コメント)
 水曜日から週末にかけてはまとまった時間がとれず,落ち着いてトレードすることができませんでした。サヤトリは乖離がプラスに転じたものの十分な乖離には到らなかったのでポジションは積極的にはとっていません。
 ちなみに先週まで「ポン円スキャル」という名称を使っていた短期売買は,この週からは特にポン円にこだわらず短期売買を手がけましたので(ポン円が上りすぎてポジりにくいので)単純に「スイング」としました。うまくいったりいかなかったり。ま,短期はこんなことの繰り返しでしょうね。



(今週のディール予定)
 取引終了した業者から引き出した資金を分配する予定ですが,どこに資金をもっていくかは悩みどころです。手数料無料の海外業者は魅力的ですが,資金の保全性にやや難ありですし(レフコというとんでもない会社の前例があるので),かといって国内業者は安全だけれど手数料が高い。どうしますかねえ。
 スワップの方はAUD/JPYはそのままホールド。GBP/CHFとUSD/CHFは指値置いてナンピン&戻り売りでポジションメークを頑張ります。
posted by 隼人魂 at 11:30| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | FXディール結果報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月17日

4月09日〜4月15日の為替ディール結果報告

先週の為替ディール結果報告。
【先週初め→終わりのポジション状況】
・AUD/JPY 17枚 L @ 85.615
        →17枚 L @ 85.615(変更なし)
         週末レート @ 86.390【プラス】

・GBP/CHF  5枚 L @2.26132
       →  4枚 L @2.26025(一部利益確定)
         週末レート @2.27360【プラス】

・EUR/AUD  2枚 S @1.63990
       →   0(損切りして撤退)

・USD/CHF  1枚 L @1.29760(新規ポジ)
         週末レート @1.29830【プラス】

※実効レバレッジ 3.16倍 → 2.57倍
※含み益  26,391円
    →181,104円(スワップ分は含まず)
※1日あたりスワップ(見込み)2,954円
(注意:単価は未決済玉の手数料控除後取引レート加重平均による)
(コメント)
 表示を変えてみました。1枚=10,000単位で,「L」はLong,「S」はShortです。【プラス】というのは含み益がある状態のことです。
 AUD/JPYは取引していませんが,終末の終値がBID値で85.84→86.39と上昇しましたので,含み益が増えています。
 GBP/CHFは先週@2.2545を拾ってナンピンに成功したので,膨らんだポジションをやや減らしました。
 EUR/AUDは損切り完了。キャピタルで79,000円ほどの損失(実際はAUDベースの損失。まだ円転してません)に対してスワップは17,000円ほど(AUDベース)。割に合いませんでした。やっぱり円以外のスワップポジはGBP/CHFが安定しているなあという印象ですね。

 さて,損益ベース(注:時価評価)ではこうなりました。
売買損益     112,887円
獲得スワップ    21,818円
合計       134,705円
 年間損益    475,363円
(うちスワップ  443,134円)

【他手法の通算損益】(※注:保有ポジは時価評価をしています)
ポン円スキャル  113,000円(現在ノーポジ)
サヤトリ     507,092円(現在ノーポジ)

FX取引年間損益 1,095,455円
(コメント)
 AUD/JPYの回復が続いています。また,地味にGBP/CHFの利益も100,000円以上は貢献してたりします。でもまあ損益のほとんどがスワップによるものですね。思惑通りと言っていいのかなあ。
 GBP/JPYのスキャルピングは先週は全く指値がヒットせず。上昇一本調子でしたので,押し目ロングは外れました。
 サヤトリはポジションクローズ。惜しむらくは,先週の段階であと1週間我慢していれば15万円ほどの損切りをしなくて済んだんですねえ。結果論ですけど。
 ようやく4ヶ月目にして100万オーバー達成。これからも上下あるんでしょうけど,まだまだ甘いっすね。



(今週のディール予定)
 業者を3社使い分けていますが,効率が悪いのと,1社のサービスについて魅力が薄れたので2社にしようかと思っています。セントラル短資はクロス円中心にスワップ重視のため残し,ひまわり証券はGBP/CHFやUSD/CHFなどのクロスフランが持てるのと,情報量の豊富さで残します。もう1社(名前は伏せておきましょう)も信託保全ですし悪い業者ではないんですけど,2社と比べると見劣りします。ま,指値の@86.87がヒットした後の話ですけどね・・・。
posted by 隼人魂 at 16:22| 鹿児島 | Comment(1) | TrackBack(1) | FXディール結果報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月14日

サヤトリ手法 その3

サヤトリ解説の第3回目。

 サヤトリ手法のポイントは4つありました。

  1. 値動きの相関性が高い2つの通貨ペアを選ぶ。
  2. 100%の相関はありえないので,各種イベントの後で2ペアの動きに歪みが生じるときが来る。
  3. 「歪みはいずれ矯正される」(「裁定」と言います)という理念の下で,矯正される方向にポジションを構築する。
  4. 適当なところでポジションをクローズして利益を確定させる。

 これまで第1点目について書いてきました。流動性の高さやスプレッドの狭さなどの理由から,僕はEUR/USDとGBP/USDのペアを使っているという話でした。今日からは第2点目について書いていきます。

 相関性が高い2つの通貨ペアを選んで動きを見ていると,例えばEUR/USDが上昇したらGBP/USDも釣られて上昇することが多いことに気付きます。逆もまたしかり。とはいえ,必ずしも100%同じ動きをするわけではありません。そういう違った動きになったらチャンスが生まれているのではないか?,と考えるのがサヤトリ手法の次の一歩になります。

 EUR/USDだけでポジションを張っても未来の事なんて誰にもわからないんだから,上るか下るかにやきもきしても仕方がない。そんな不確実な方法はキライだ。そういう考えから,相場が上っても下っても利益が確保できるような手法を考えたわけです。例えば,サヤトリでは次のような手をうちます。
 まずEUR/USDをロング(買い持ち)したとしよう。その後に相場が下ってしまっても,同時にGBP/USDをショート(売り持ち)していれば,差引きで損益は相殺されますね。「ほぼ同じ動きをする」という前提条件が確かであればあるほど(すなわち相関係数が高いほど)見事に相殺してくれます。相殺後の差引きがプラスになるかマイナスになるかは状況によりますが,これをプラスにするためには何か工夫が必要になってきます。

 相殺に期待するとはいえ,やみくもに今の段階でEUR/USDをロングして同時にGBP/USDをショートすりゃいいってもんじゃありません。何らかの工夫をして収益に結びつけないと単なるバクチです(そもそも裁定取引なので胸張って投資だとも言えませんけどね)。ちゃんと客観的に判断できるモノサシを用意しておいた方が良いです。なぜなら,もし失敗したとしても検証して次に繋げられる学習をすることができるからです。これ,失敗学の基本ですね。

 ではどのようなモノサシを使ったらいいのか。僕は「乖離度」という水準をモノサシにしていますが,考え方や使い方についてはなかなか深いので,詳しくは次の機会に譲ります。今回は実際の「乖離度」の動きを見ていくだけにします。

※蛇足ですが,人によっては他のモノサシを考えるかもしれません。僕もこれでなければいけないなどと言うつもりもありませんが,一番スマートというかごちゃごちゃいろいろと考える必要がない数値なので初めてやってみるとしたら最適な基準かなと思って採用しました。

kairidata.jpg(←クリックすると大きくなります)

 ゼロの基準線を目指して,数字が上ったり下ったりしているのがよくわかると思います。これがミソです。いくら離れてもせいぜいプラスマイナスで5ぐらいまでで,それからゼロに近づいて行っています。もちろん,これからもそうなるという保証はないですよ,念のため。でも,なにもゼロにならないと収益にできないというわけでもないので,マイナス方向に進みすぎたら戻ってくるし,プラス方向に進みすぎても戻ってくるんじゃないかなあというリズムが掴めれば,それを収益化(差引きのプラス化)することは可能です。具体的な話はサヤトリ手法のポイントの3点目になるので後日に回しますが。

 ゼロの基準線の状態が100%の相関の状態だと「見なし」て,相関からの歪み具合を「乖離度」としてグラフで視覚化したわけですね。ここまで情報が揃えば,いよいよサヤトリの最大のポイントである裁定理念を使ってポジション構築に移ることができます。が,これはポイントの3点目の話であって,実はそこにたどりつくまでにもっと考えておかないといけない問題があります。「基準」をどうやって決めるのか?どれぐらいのタイムスパンでデータを整備すべきか?などなど。次回からはこれらの点について見ていきます。



【先週初め→Apr/14/06 23:45現在のポジション状況】
AUD/JPY 170,000 LONG @ 85.615
       →170,000 LONG @ 85.615(変更なし)
GBP/CHF  50,000 LONG @2.26132
       → 40,000 LONG @2.26025(一部利益確定)
EUR/AUD  20,000 SHORT@1.63990
       →      0(損切りして撤退)
USD/CHF  10,000 LONG @1.29760(新規ポジ)
※実効レバレッジ 3.16倍 → 2.56倍
※含み益  26,391円
    →194,529円(スワップ分は含まず)
※1日あたりスワップ(見込み)2,954円
(注意:単価は未決済玉の手数料控除後取引レート加重平均による)

(コメント)
 EUR/AUDは結局損切りしました。1ヶ月前は適度なところで利益確定しておきますみたいなことを書いていたのに・・・まだまだ修行が足りませんね。
 替わってUSD/CHFをエントリーしてみました。通貨分散の観点からもあった方がいいかなあと。これからボチボチのペースで探りながらポジションを作っていきます。
posted by 隼人魂 at 23:54| 鹿児島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | FXトレードテクニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月11日

4月02日〜4月09日の為替ディール結果報告

先週の為替ディール結果報告。
【先週初め→終わりのポジション状況】
AUD/JPY 270,000 LONG @ 86.031
       →170,000 LONG @ 85.615(一部やれやれ売り)
GBP/CHF  40,000 LONG @2.27050
       → 50,000 LONG @2.26132(ポジ拡大&決済)
EUR/AUD  30,000 SHORT@1.63240
       → 20,000 SHORT@1.63990(一部損切り)
※実効レバレッジ 4.35倍 → 3.16倍
※含み益 ▲629,033円
    →  26,391円(スワップ分は含まず)
※1日あたりスワップ(見込み)3,294円
(注意:単価は未決済玉の手数料控除後取引レート加重平均による)
(コメント)
 AUD/JPYの目覚ましい回復により,傷ついたポジションはみるみる元気になってきました。
 GBP/CHFもナンピン買いによるポジションレート引下げ,その後の相場回復による一部決済で健全そのもののポジションを維持できています。
 EUR/AUDは損切りを進めており,実は本日すべてのポジションをクローズしています。
 レバレッジも低くなってきました。ええ感じです。

 さて,損益ベース(注:時価評価)ではこうなりました。
売買損益     538,162円
獲得スワップ    32,160円
合計       570,322円
 年間損益    340,658円
(うちスワップ  421,316円)

【他手法の通算損益】(※注:保有ポジは時価評価をしています)
ポン円スキャル  113,000円
サヤトリ     408,391円

FX取引年間損益 862,049円
(コメント)
 AUD/JPYの回復が寄与して,一気に損益はプラスに転じました(元の水準に回復)。それから,スキャルピングやサヤトリなど,手法を分けているのも安定した収益確保に奏功しているようです。ま,サヤトリは初めて損切りしましたけど (^^;



(今週のディール予定)
 月・火と四国の八十八ヶ所巡りに行っていたので,為替相場からは離れていました。水曜日から気を取り直して再開です。
 本格的に回復したAUD/JPYはそのままホールド。87円半ばまで延びるのであれば一部利益確定しておく予定です。
 あとはGBP/CHFが下落してきたら買い増し(ナンピン)する予定です。
posted by 隼人魂 at 20:47| 鹿児島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | FXディール結果報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

サヤトリ手法 その2

 サヤトリ解説の第二回目。

 まず復習からです。サヤトリ手法のポイントは4つありました。

  1. 値動きの相関性が高い2つの通貨ペアを選ぶ。
  2. 100%の相関はありえないので,各種イベントの後で2ペアの動きに歪みが生じるときが来る。
  3. 「歪みはいずれ矯正される」(「裁定」と言います)という理念の下で,矯正される方向にポジションを構築する。
  4. 適当なところでポジションをクローズして利益を確定させる。

 1点目について,僕はEUR/USDとGBP/USDのペアを使っていると書きました。今日はこれ以外のペアについて見ていこう・・・と思っていたのですが,全ての組み合わせを考えていると大変なので,ペアを選ぶ際の注意点を書いておくに留めます。基本的な注意点は,

  • BidとOfferの差(スプレッド)が小さい通貨を選ぶこと。

 この点は重要です。サヤトリ手法は2つの似た動きをする通貨ペアを,一方は買い,一方は売りのポジションをとることで相場下落時にもリスクを抑える事ができる方法なのですが,必ず2つのペアを用いる必要があり,しかも一方のポジションの利益はプラスで一方はマイナス,差し引きでプラスという結果を狙うものであるので,資金効率は決して良いわけではありません。このデメリットを克服するためには,どうしても上の2点は必要なのです。

 EUR/USDのスプレッドは僕が取引している業者では3pipsです(国内業者だと5pipsが一般的)。GBP/USDは4pipsで,合計7pipsはポジションをとったときに確実なコストとしてかかってきます。しかもこれに手数料がとられてしまうとデメリットが大きすぎますので,最悪でも手数料無料の業者でやらないといけません。

 同じようなペアとしてEUR/JPYとGBP/JPYのペアが考えられますが,スプレッドはそれぞれ4pipsと9pipsで合計13pipsなので,コストが割高になります。クロス円とドルストレートの流動性の面で比べれば当然の結果なのですが,ポジションをとるときは注意した方がいいでしょう。ただし,コストが割高だと言っても場合によってはこのペアには使い道もあります。詳しくは後日に譲るとして,イベントによっては「EUR/USDとGBP/USD」のペアでサヤトリしてマイナスの結果になってしまったとしても,「EUR/JPYとGBP/JPY」のペアならプラスになるときがあるからです。

 通貨の特性などを考えながらペアを考えていくと,当然他にも様々なペアが候補にあがります。「EUR/CHFとGBP/CHF」でもいいですし,「EUR/CADとGBP/CAD」なんかも面白いかもしれません(試した事はありませんが)。ユーロとポンドだけにこだわらないで,「AUD/USDとNZD/USD」などのオセアニア通貨同士で裁定させるのも一案です。ま,オセアニア通貨については,半年前までは相関性の高い良いペアだったと思いますが,最近はどんどんと相関が崩れてきているので,積極的に使うべきでないのかもしれませんが。これの対JPYのペアなども考えていくと,無数のサヤトリペアを作る事ができるというわけです。もちろん上で述べたように,スプレッド分はコストになりますから,くれぐれもよく調べてから選ばないといけませんよ。

 次回はポイントの2点目について書きます。



(余談)
 連勝は29連勝でストップしました。敗因をきっちり分析して次につなげます。このとおり,サヤトリも必勝法ってことではないですよ。過度な期待は抱かないでくださいね。



【今週初め→Apr/07/06 21:45現在のポジション状況】
AUD/JPY 270,000 LONG @ 86.031
       →170,000 LONG @ 85.615(一部やれやれ売り)
GBP/CHF  40,000 LONG @2.27050
       → 50,000 LONG @2.26132(ポジ拡大&決済)
EUR/AUD  30,000 SHORT@1.63240
       → 20,000 SHORT@1.63990(一部損切り)
※実効レバレッジ 4.35倍 → 3.16倍
※含み益 ▲629,033円
    →  49,552円(スワップ分は含まず)
※1日あたりスワップ(見込み)3,298円
(注意:単価は未決済玉の手数料控除後取引レート加重平均による)

(コメント)
 昨日に続いて第二弾のAUD/JPY決済を敢行しました。資金に余裕があって上手な人は先週の82円台でがばっと買って,今ぐらいに売ってるんだろうなあと,自分のヘタさに苦笑しております。ま,いつも同じセリフですが,損してないしいいかあ。
 GBP/CHFは一部利益確定しておきました。レート下げ成功です。なんだかんだ言って,GBP/CHFが一番やりやすいペアだってことがよくわかりました。スワップもいいですしね。
 EUR/AUDも一時期1.7台まで上昇(僕のショートポジは赤字)していましたが,ようやくちょっぴり戻ってきたので,過度の期待を抱かずに一部損切りしておきました。おかげさまで含み益はトータルでプラスになりましたとさ。
posted by 隼人魂 at 22:06| 鹿児島 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | FXトレードテクニック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月06日

Boot Camp登場だって!

 まずは次の記事をご覧ください。
【アップル、Boot Campを発表】IntelベースのMacでWindows XPの利用を可能にするパブリックベータソフトウェア(Apr/05/06 )

 サブタイトルをご覧になればわかるとおり,Intel Mac(今年登場したインテルCPUを搭載したMacintosh機)でWindowsXPが動くソフトがAppleから提供されたらしい。ま,ベータ版なので保証はしないけどねっていういつもの但し書きはありますが,これってキラーもキラー。僕は間違いなく,次期MacOSX Leopardが出る頃(いつや?)にはIntel Macを注文しているでしょう。どうです?グッときたでしょう?

 思えば,MacOS上でWindowsを動かそうというエミュレーションソフトが過去にいくつかあり,僕は「VirtualPC」というのをしょっちゅう利用していました。銀行員時代は嫌でも会社でWindows機(IBMのThinkPadシリーズ)を使わざるをえませんでしたので,家のiMacG4(当時)に載せた「VirtualPC」を動かしてMicro$oftのExcelで稟議書を書いて,次の日にUSBフラッシュメモリに入れて持っていくというようなことをしょっちゅうやってました。情報流出リスクはもちろんありましたけど,当時みんなやってたし,時効だから許してね。

 その「VirtualPC」ですが何回もアップデートを繰り返して,速度もまずまずっていうぐらいまでの水準には到達していましたが,突如,ソフト制作会社(名前忘れた)を,なんとMicro$oftが買収してしまい,Micro$oft嫌いの僕は当時ぼう然としてしまった記憶があります。それ以来「VirtualPC」は使っていません。いいソフトだったんだけどなあ。

 でもWordはともかくExcelがなければ仕事にならないので,泣く泣くMac用のExcelを買ってきてインストールして使ってました。互換性は現在でこそ十分なものですが(マクロは動かないものが多い)当時は文字化けしたりレイアウトが崩れたりと散々。しばらくしてOpenOfficeを組み込んで(Macネイティブ版じゃなくてUNIX向けパッケージね)使ったりしてましたが,不便きわまりありませんでした。それでもWindows機は意地でも買いませんでしたけど。

 Intel Macが出ると決まったときにはすでにMacOS上でWindowsを走らせる計画があちこちで始まってましたし,今月号の『MacFan』でも完動したという報告がありましたので,別にAppleががんばらなくても実現したことなのかもしれません。でも,時代は変わったんですねえ。まさかApple自身がWindowsXPが動くソフトを作っていたとは!こりゃあAppleも本気やで。Windowsのシェアをちょっとでも崩すためのキラーソフトになるでしょう。いつでるかもわからないWindows Vistaなんて放っておいて,Mac派はますます元気付いてきました。

 心配するとしたら,日本での動き。Windowsは日本ではちょうどWinnyや情報流出やと騒がしいように,ひょっとしたらMacにスイッチした人が「Boot Camp」を使ってWinnyを走らせて,キンタマウィルスに罹患してしまったら・・・。今から心配するほどのことでもないか。

 ちなみに,このニューズはマーケットでもかなり好意的に迎えられたようです。

(Apr/06/06 NIKKEI NETより引用開始)
【米アップル,株価10%上昇・「ウィンドウズ対応」好感】
 米アップルコンピュータは5日,自社のパソコン「マック」でマイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」を利用可能にすると発表,株価は前日比9.9%高の67.21ドルに上昇して引けた。市場では,9割以上のシェアを持つウィンドウズ搭載パソコンからシェアを奪う機会になるとの見方が台頭した。
 証券アナリストやハイテク専門家の間では,ウィンドウズ対応ソフトも使える安心感が生まれ,マックの販売増につながるとの見方が大勢を占めた。「マックのデザインや操作のしやすさに顧客の目が向き,パソコン最大手デルやヒューレット・パッカード(HP)にとって脅威になる」(フォレスター・リサーチ)との指摘も出ている。
 マイクロソフトは同日,「アップルの顧客がウィンドウズ利用を望み,アップルがその要求にこたえるのは喜ばしい」とのコメントを出した。世界のパソコン市場でのアップルのシェアは2005年で2%強。
(引用終了)

 2%のシェアが4%になるだけでシェア倍増!っすからねえ(ちょっと自虐的な嫌味)。

(参考)
【Intel MacがWindows XPにネイティブ対応--アップルの動きに好評価】(Apr/06/06 CNET Japan)

【アップルの「Boot Camp」、Macユーザーからも賞賛の声】(Apr/06/06 CNET Japan)

【もうみんなMacを買えばいいと思う――Apple純正「Boot Camp」をさっそく試した】(Apr/06/06 ITmedia)



【今週初め→Apr/06/06 20:45現在のポジション状況】
AUD/JPY 270,000 LONG @ 86.031
       →220,000 LONG @ 86.031(一部やれやれ売り)
GBP/CHF  40,000 LONG @2.27050
       → 70,000 LONG @2.26523(ポジ拡大)
EUR/AUD  30,000 SHORT@1.63240
       → 30,000 SHORT@1.63240(変化なし)
※実効レバレッジ 4.35倍 → 4.36倍
※含み益 ▲629,033円
    →▲164,533円(スワップ分は含まず)
※1日あたりスワップ(見込み)4,420円
(注意:単価は未決済玉の手数料控除後取引レート加重平均による)

(コメント)
 AUD/JPYがようやくポジションレート水準まで戻ってきました(含み損が小さくなってきた)。いろいろ考えましたが,ここらで無理せず一部売っておこう。反落したらまた買えばいいですしね。
 GBP/CHFはまた買いました。まだ余裕はありますが,無理して買うのはパス。ポジションレートに指値を置いておきます。
posted by 隼人魂 at 21:08| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Mac ソフトウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月04日

2006年03月の為替ディール報告

通算成績発表!

06年01月  329,949円(月間  +329,949円)
06年02月 ▲146,658円(月間  ▲476,607円)
06年03月 ▲229,664円(月間  ▲ 83,006円)

※月末時点評価レートによる通算成績。
 算出方法は,月末時点の有効証拠金(現金+スワップ+含み損益)ー投資元金
 つまり月末時点で全部のポジションを解消したと考えたときの純利益。
※サヤトリおよびスキャルピングでの利益はカウントしていません。

(コメント)
 3月はオセアニア通貨の大きな下落があり,やっぱりマイナスでした。円安見通しが変わるような出来事は起こっていないので,しばらく塩漬けの方針です。



【今週初め→Apr/04/06 23:16現在のポジション状況】
AUD/JPY 270,000 LONG @ 86.031
       →270,000 LONG @ 86.031(変化なし)
GBP/CHF  40,000 LONG @2.27050
       → 50,000 LONG @2.26952(ポジ拡大)
EUR/AUD  30,000 SHORT@1.63240
       → 30,000 SHORT@1.63240(変化なし)
※実効レバレッジ 4.35倍 → 4.59倍
※含み益 ▲629,033円
    →▲607,488円(スワップ分は含まず)
※1日あたりスワップ(見込み)4,645円
(注意:単価は未決済玉の手数料控除後取引レート加重平均による)

(コメント)
 ヨーロッパ通貨の上昇がものすごいです。オセアニアは相変わらずのペースで,それでもなんとか持ち直しているレベルではありますが,ヨーロッパほどの恩恵を受けていません。GBP/CHFはお買い得レベルまで来ているのでちょっぴりポジ拡大しました。クロス円の割合を薄めたいのでGBP/CHFにはがんばってもらわないといけません。EUR/AUDは早く決済できるぐらいまで回復してもらいたいもんですが・・・。
posted by 隼人魂 at 23:25| 鹿児島 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | FXディール結果報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月03日

3月26日〜4月01日の為替ディール結果報告

先週の為替ディール結果報告。
【先週初め→終わりのポジション状況】
AUD/JPY 270,000 LONG @ 86.031
       →270,000 LONG @ 86.031(変化なし)
GBP/CHF  40,000 LONG @2.27050
       → 40,000 LONG @2.27050(変化なし)
EUR/AUD  30,000 SHORT@1.63240
       → 30,000 SHORT@1.63240(変化なし)
※実効レバレッジ 4.43倍 → 4.35倍
※含み益 ▲876,016円
    →▲629,033円(スワップ分は含まず)
※1日あたりスワップ(見込み)4,443円
(注意:単価は未決済玉の手数料控除後取引レート加重平均による)
(コメント)
 円高でへこみまくっているので取引せず。一旦オセアニア売りも一息ついているようで,ちょっぴり反発しています。それでも大きな含み損は変わらずです。のんびり回復を待ちましょう。 

 さて,損益ベース(注:時価評価)ではこうなりました。
売買損益     222,647円
獲得スワップ    29,803円
合計       252,450円
 年間損益   ▲229,664円
(うちスワップ  389,156円)

【他手法の通算損益】(※注:保有ポジの時価評価はしていません)
ポン円スキャル   90,000円
サヤトリ     650,469円

FX取引年間損益 510,805円
(コメント)
 今回から,スワップ重視の取引以外の手法による損益も公表することにしました。別に公表したところで僕に何の利益もありませんが,逆に隠す事もないかなと。
 サヤトリについてはちょこちょこ手法を書いていきます(今は含み損です。キャー!)。
 ポン円スキャルは,そのまんまGBP/JPYのスキャルピングです。10枚売買して30pips抜いてワンショット30,000円也という計算。損切りが難しいのが短期運用の宿命ですが,とりあえず押し目と思われるところに指値のロングを入れてIFDONE注文で30pips抜くという戦略です。思惑が外れても1ヶ月ぐらいはスワップで72pips入りますから(2.4pips/日×30日)ロングが基本です(笑)。成行注文もしません。今から上るかどうかなんてわかりませんから(押し目と思っていたところで反発するとも限りませんけどね)。ちなみに手数料は無料のところを使っています。



(今週のディール予定)
 スワップ期待ポジはオセアニアが暴騰しない限りノータッチの予定。AUD/JPYはようやく84円半ばまで回復してきましたので,86円のポジションレートまで上ってくれば(いつになるのやら)やれやれの売りでポジションは軽くなる予定です(書いてて空しいっすけど)。
 サヤトリは乖離がどんどん開いているのでナンピンチャンス。ユーロが強すぎるのとポンドが弱すぎるのが気になりますが,また裁定されるだろうと楽観しています。
posted by 隼人魂 at 22:16| 鹿児島 | Comment(0) | TrackBack(0) | FXディール結果報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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